日付 |
愚言 |
令和7年8月11日 | 「核武装が最も安上がりで最も安全を強化する策の1つ」という主旨の発言をした参議院議員を批判する議論が、8月10日に放映されたTBS系「サンデーモーニング」において展開されたが、その中で朝日新聞編集委員の高橋純子氏が「国会議員であるなら口にすべきではない」と言ったとのこと。なぜそう決めつけられるのであろう。日本は(一応)民主主義を標榜する国であり、国民の意見が多様である以上、国会議員がそれぞれの意見を代表するのは当然である。共産主義革命を目指す政党が自由に活動し自由に意見を主張できるのと同様、核武装を選択肢に入れる政党や政治家が発言しても(誹謗中傷などでないかぎり)排除するべきでない。自分の考えに反する国会議員の発言を制限するような主張を、大新聞の肩書きのある者がテレビ放送で行うのは、無名の電信愚連隊が繰り返す独善的中傷書込より危険と感じる。 高橋氏の今回の発言に限って言えば、独裁者による反対意見封殺と同列の態度である。朝日新聞ってそういう体質なんでしょうか。サンデーモーニングってそういう体質なんでしょうか。思想の右左の問題ではないよ。 (令和7年8月10日配信の日刊スポーツニュース[「顔洗って出直していただきたい」さや氏「核武装安上がり」発言に朝日新聞編集委員がサンモニで]を読んで) |
令和7年7月10日案(未掲出) | 米国のトランプ政権が一方的に関税改定の通知を送りつけてきたことについて、自民党の小野寺幹事長が不快感を示された。トランプ政権の行為は誠にもって非礼であるから、当然のことと思う。私も同感である。 いっそのこと、日本が持つアメリカ国債をたたき売ってやったらよいのではないか。当然、日本は報復関税を検討すべきと思う。これを機に米国と距離をとる方がよい。 |
令和7年6月22日 | 公平、公正を貫き、道理に従い、信義を尊ぶ振る舞いを彼らに期待するのは無理なのであろうか。 イスラエルが正しいようにはとても見えないし、イランが絶対悪だとも思えない。イスラエルの病院が攻撃の被害に遭ったのでイランを非人道的と非難しているが、ガザ地区の病院や学校を標的にしてさんざん破壊し尽くしたのは他でもないイスラエルである。欧州各国はなぜかイスラエルの自衛権ばかりを念入りに確認するけれど、イランにだって自衛権はあるし、パレスチナにも自衛権があってよい。イランの核開発が許されないなら、イスラエルだって核兵器保有が許されないはずだ。独善的な主張に呆れるばかりである。 そしてとうとうアメリカが道理の無い戦争に加勢してしまった。いきなりぶん殴っておいて、刃向かったらさらに強烈な攻撃をすると脅しイランに全面降伏を迫るやり方は強者の横暴以外の何物でもなく、文明国の態度とはほど遠い。 せめて日本政府には良識ある判断をお願いしたい。間違ってもアメリカを支持などしないように。 |
令和7年6月15日 | イスラエルによるイランへの先制攻撃は多くの健全な国家にとって到底許容できるものではなかろう。利害関係の無い立場からは、イスラエルの方が間違いなく危険な国に見える。今回は日本政府がただちにイスラエルのイラン攻撃を強く非難した。これは評価できる。日本は他の主要国と協力し、イスラエルに対する経済制裁などを実施して、なんとしてでも軍事攻撃を止めさせてほしい。 |
令和7年5月21日 (令和7年5月26日一部表現修正) |
スペインのペドロ・サンチェス首相がイスラエルのガザ攻撃を非難し各国指導者へイスラエルへの圧力を強めるよう呼びかけている。イギリス、フランス、カナダの3か国首脳もイスラエルの行動を非難し、「さらに具体的な対応」をちらつかせている。イギリスはイスラエルとの貿易交渉停止を宣言した。あんみつ坊主はパレスチナ・ガザの平穏を祈る立場からスペインのサンチェス首相の発言を強く支持するとともに、EU各国とイギリス、カナダの今後の対応を注視している。 |
令和7年3月24日 | 死んでからではなく、生きているうちから仏になる。それが仏教です。仏にはなかなかなれない。だけど、仏になることを目指して生きる。戒律を守り、徳を身につけて仏を目指そう。(出典:『梅原猛の授業 仏になろう』、朝日文庫) |
令和7年3月1日 | 陸続きで接する大国ロシアが軍事侵攻してきて自国民を殺害し領土の一部を占領している状況で、ロシア軍と懸命に戦っているゼレンスキー大統領を侮辱しているのはアメリカではないか。ロシアによる国際法違反の隣国侵略を非難もせず、あまつさえゼレンスキー大統領を独裁者呼ばわりする神経は全く理解できない。ウクライナの鉱物資源に対する権益の要求など、弱みにつけ込んだカツアゲ以外の何物でもなかろう。世界が注視する中で、なぜ大国の横暴がかくも次々とまかり通るのか。大喝だ!!! (米国ウクライナ首脳会談決裂を報じる令和7年3月1日配信の各記事を読んで) |
令和7年1月14日 (令和7年1月15日一部表現修正) |
酔っ払ったおっさんが酒場でわめく内容よりも低水準で知性も人格も疑いたくなる話を、それなりの企業の経営者が報道陣を前に堂々としゃべりまくることに驚いた。次期大統領予定者のグリーンランドをよこせ発言やカナダ併合発言もとんでもないが、今度は経済人からの日本を見下すべらぼうな主張だ。社会的地位のある人物が「公言」したのだから、アメリカにもいろんな人がいる、などと見過ごしてはいけない。日本国憲法前文に書かれた「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」はアメリカには通用しないと心得るべきである。こんな国との同盟関係は早々に見直した方がよいのではなかろうか。 (令和7年1月14日配信のTBS NEWS DIG[USスチール買収に意欲の米鉄鋼大手「クリーブランド・クリフス」CEO「日本は中国より悪い」会見で激しい日本批判]他を読んで) |
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