あんみつ坊主の愚言録 第9巻
令和7年(仏暦2568、皇紀2685、基督暦2025)6月22日最終更新

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愚言

令和7年6月22日  公平、公正を貫き、道理に従い、信義を尊ぶ振る舞いを彼らに期待するのは無理なのであろうか。
 イスラエルが正しいようにはとても見えないし、イランが絶対悪だとも思えない。イスラエルの病院が攻撃の被害に遭ったのでイランを非人道的と非難しているが、ガザ地区の病院や学校を標的にしてさんざん破壊し尽くしたのは他でもないイスラエルである。欧州各国はなぜかイスラエルの自衛権ばかりを念入りに確認するけれど、イランにだって自衛権はあるし、パレスチナにも自衛権があってよい。イランの核開発が許されないなら、イスラエルだって核兵器保有が許されないはずだ。独善的な主張に呆れるばかりである。
 そしてとうとうアメリカが道理の無い戦争に加勢してしまった。いきなりぶん殴っておいて、刃向かったらさらに強烈な攻撃をすると脅しイランに全面降伏を迫るやり方は強者の横暴以外の何物でもなく、文明国の態度とはほど遠い。
 せめて日本政府には良識ある判断をお願いしたい。間違ってもアメリカを支持などしないように。
令和7年6月15日  イスラエルによるイランへの先制攻撃は多くの健全な国家にとって到底許容できるものではなかろう。利害関係の無い立場からは、イスラエルの方が間違いなく危険な国に見える。今回は日本政府がただちにイスラエルのイラン攻撃を強く非難した。これは評価できる。日本は他の主要国と協力し、イスラエルに対する経済制裁などを実施して、なんとしてでも軍事攻撃を止めさせてほしい。
令和7年5月21日
(令和7年5月26日一部表現修正)
 スペインのペドロ・サンチェス首相がイスラエルのガザ攻撃を非難し各国指導者へイスラエルへの圧力を強めるよう呼びかけている。イギリス、フランス、カナダの3か国首脳もイスラエルの行動を非難し、「さらに具体的な対応」をちらつかせている。イギリスはイスラエルとの貿易交渉停止を宣言した。あんみつ坊主はパレスチナ・ガザの平穏を祈る立場からスペインのサンチェス首相の発言を強く支持するとともに、EU各国とイギリス、カナダの今後の対応を注視している。
令和7年3月24日  死んでからではなく、生きているうちから仏になる。それが仏教です。仏にはなかなかなれない。だけど、仏になることを目指して生きる。戒律を守り、徳を身につけて仏を目指そう。(出典:『梅原猛の授業 仏になろう』、朝日文庫)
令和7年3月1日  陸続きで接する大国ロシアが軍事侵攻してきて自国民を殺害し領土の一部を占領している状況で、ロシア軍と懸命に戦っているゼレンスキー大統領を侮辱しているのはアメリカではないか。ロシアによる国際法違反の隣国侵略を非難もせず、あまつさえゼレンスキー大統領を独裁者呼ばわりする神経は全く理解できない。ウクライナの鉱物資源に対する権益の要求など、弱みにつけ込んだカツアゲ以外の何物でもなかろう。世界が注視する中で、なぜ大国の横暴がかくも次々とまかり通るのか。大喝だ!!!
(米国ウクライナ首脳会談決裂を報じる令和7年3月1日配信の各記事を読んで)
令和7年1月14日
(令和7年1月15日一部表現修正)
 酔っ払ったおっさんが酒場でわめく内容よりも低水準で知性も人格も疑いたくなる話を、それなりの企業の経営者が報道陣を前に堂々としゃべりまくることに驚いた。次期大統領予定者のグリーンランドをよこせ発言やカナダ併合発言もとんでもないが、今度は経済人からの日本を見下すべらぼうな主張だ。社会的地位のある人物が「公言」したのだから、アメリカにもいろんな人がいる、などと見過ごしてはいけない。日本国憲法前文に書かれた「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」はアメリカには通用しないと心得るべきである。こんな国との同盟関係は早々に見直した方がよいのではなかろうか。
(令和7年1月14日配信のTBS NEWS DIG[USスチール買収に意欲の米鉄鋼大手「クリーブランド・クリフス」CEO「日本は中国より悪い」会見で激しい日本批判]他を読んで)
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