あんみつ坊主の愚言録 第1巻
令和元年(仏暦2562、皇紀2679、基督暦2019)7月31日最終更新
日付

愚言

令和元年7月31日
(令和元年11月17日一部修正)

(狂歌)
 ふと聞こゆ 荒磯(ありそ)の浪の 速音(はやおと)に
 ちぢみたおれん おみなえし花
※「職業に貴賎はない」と言うならば、求められる規律も同程度でいいはず。大阪府庁は特別なんでしょうか?
(解説) 「ふと聞こゆ」は「府と聞こゆ」です。「ちぢみたおれん」は「縮み倒れん」でも「知事見た居れん」でもいいですし、「おみなえし」は「臣萎えし」でもいいです。読む人の解釈次第ですけれど、「荒れた浪速で職員が萎縮してつぶれちゃうよ」という懸念が伝わればありがたいです。はあ?余計なお世話?ただの下手な狂歌ですから。[令和元年8月2日追記]
(令和元年7月29日19:24配信のJ-CASTニュース 「『勤務中に送別会準備』で処分検討 大阪府方針に異論続出」を読んで)

令和元年6月20日  とある国の国防省が、地上配備型迎撃誘導弾発射施設の設置計画を立て、地区の住民に説明会を開きました。で、そのときの資料に書かれた丘の高さが違っていると騒ぎになりました。原因は、国防省が国家地理局の測定値を使わず、国際電信網で公開されている「ぐるぐるわーす」とかいう全地球情報を利用したためと報じられました。報道機関は国防省のずさんな資料作りを責めました。が、私は別の見方をします。
 国の地理情報というのは国防の基礎です。にもかかわらず、政治的に注目されている施設の説明を国防省が行うのに、外国(U国)に本拠のある組織の地理情報を使うなんておかしいでしょ。まるで、U国の支配下で進められているみたいです。
 この発射施設は自国の防衛のためではなく、その国に影響力のあるU国のために設置されるという噂があります。素人目に見ても、固定型の迎撃誘導弾発射施設なんて、敵に「ここを狙え」と言わんばかりの標的だとわかります。だとすれば、U国の言いなりになって自国民を危険に晒すような政策を憂う国防省職員が一人や二人いてもおかしくありません。この事件は、実は良識ある国防省職員がわざと稚拙な資料を作って注目させ、U国の支配を自己犠牲的に告発しようとする作戦であったかもしれない、と密かに思うのです。
(この小文は私の妄想です。現実世界のできごとと一切関係ありません。)
令和元年5月8日  本日、滋賀県大津市で散歩中の保育園児を巻き込み死傷させる自動車衝突事故が発生した。これに対し保育園の安全管理に疑問を呈するのは全くの論外であるから無視するとして、では無理に右折しようとした側の自動車運転者を犯罪者として裁くことだけで同種の事故を絶滅させられるだろうか。落ち度のない歩行者を死に至らしめる自動車事故はこれまでもたびたび報じられている。他の運輸機関(鉄道、航空機など)は、事故発生の都度安全装置の改善が強く求められ、その結果として事故の少ない交通システムに進歩してきた。しかし、自動車交通は相変わらず人間の注意力のみに頼り、悲惨な事故が繰り返され、事故を起こした運転者だけを犯罪者にして片付けているのだ。これで良いとはとても思えない。自動車交通が大きな欠陥を有する古くさいシステムであるという事実をいいかげんに認め、安全装置の改良と義務化を急ぐべきであろう。誤解を恐れずに言えば、現状の放置は国家的犯罪ではないかとも思う。
平成31年4月15日  元号否定思想をお持ちの方々が国に対して元号制定の差し止めを求める訴訟を起こされたとのことですが、基督教徒でない私はかねがね西暦基準の年代感覚を強制されることに不快の念を抱いていたので、私もこの際明確に意思表明をしようと思います。
 私は日本国が基督暦を唯一の紀年法とすることに断固反対します。私自身は今後、元号と皇紀(神武天皇紀元)または仏暦を使用し、基督暦の使用はやむを得ない場合にとどめます。善良なる日本国民のみなさんにも、基督暦一本化による日本文化破壊に安易に加担しないよう注意を喚起します。
 世紀末だとかミレニアムだとかいう言葉があたりまえになっている時点で、すでに基督暦に洗脳されているようなものなのですよ。気付いていますか。
(『週刊金曜日』の記事「『令和』に待った! 矢崎泰久さんら元号差し止め求め提訴」を伝える平成31年4月15日配信のヤフーニュースを読んで)
平成30年11月3日

 なぜ、日本とイランの石油取引をアメリカに支配されねばならないのか。アメリカがイランに対し経済制裁するのは勝手だが(それも理不尽な話だけれど)、日本を含む他の主権国家までもが制約を受けるのはおかしくないか。他国に対し「禁じる」とか「認める」とか言う権利がアメリカにあるのか。主権国家とは何か。
 カボチャなまはげ祭の仮装乱舞会なんぞに浮かれていないで、少しは主権というものを考えようではないか。

平成30年3月17日  東日本大震災による福島第一原発の事故について国と東京電力の責任を認め、避難した人たちに賠償を命ずる判決がいくつか出ている。その理由は津波の発生が予見できたのに対策を怠ったということらしい。確かに政府の地震調査研究推進本部が平成14年に出した「長期評価」によれば津波に襲われる可能性を認識できるのかもしれない。だが、津波対策の義務は原発だけにあるのだろうか。
 福島第一原発における事故の被害が甚大であることは否定しようもないが、それは電源喪失とか水素爆発とか幾つかの事象を経た後に発生した被害である。津波による直接的な人命被害(死亡・行方不明)の方がはるかに悲惨で深刻だということを忘れてはいけない。もし本当に大津波発生を予見できたのなら、そして人命尊重を第一に考えるなら、原発に対策を求める前に、津波に襲われる危険がある地区から学校を移転するとか、住民の避難場所を確保するとかの方がよほど優先されるべきであろう。
 震災前、そのような動きは主流でなかった。にもかかわらず、原発だけに津波予見の責任を問う判断には強烈な違和感を抱く。
[注: 私は道理について論じているのであって、東電を擁護しているわけではありません。]
(平成30年3月16日 原発避難訴訟で国と東電に賠償を命じた東京地裁判決について)
平成28年4月8日
(平成30年3月17日一部修正) 
 バカラ賭博が罪で、競艇、競馬、パチンコなどが罪でないという理屈が私にはさっぱりわからない。むしろ、競走賭博や換金性のある遊技やロトなんとかがテレビで盛んに宣伝を流し依存症予備軍を感化している方が、大っぴらに勧誘しない違法賭博よりさらに罪深いのではないかと考える。そのテレビで、トランプの数字に金を賭けたという2人のバドミントン選手が晒し者にされていた。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼らの罪を問いなさい」とイエス様に言ってほしくなるけど、今日は仏生会。
(平成28年4月8日 バドミントン選手の違法カジノ参加問題について; 平成30年3月17日一部表現修正) 
平成28年3月17日  国谷裕子さんの出演しないNHKに存在価値があるのか?
(NHK「クローズアップ現代」の改変にあたって)
平成19年11月21日  電車の扉付近で他人の迷惑も顧みずしゃがみ込んでいる馬鹿者どもを蹴飛ばしたくなる気持ちはよくわかる。そういう馬鹿者の肩を警策(きょうさく)でひっぱたいてやったら傷害罪に問われるんだろうか?そんなやつらは警策を打つに値しないのかもしれないが、人間の端くれだとしたらせめて蹴りを入れられるぐらいの値打ちはあってほしいものだ。それともやつらは人に非ずや?
平成17年4月6日  教員いじめの東京都教育委員会をみんなで懲らしめよう、と提案したくなってしまった。現場実態が報道のとおりならばという前提ではあるが、あんな形で日の丸・君が代を強制したら、愛国者を自認する私でさえ日の丸に不快な印象をかぶせてしまうし、君が代を歌うことにも抵抗感を抱いてしまう。NHKの「クローズアップ現代」で横山とかいう東京都教育長が不遜な態度ではぐらかすような返答をしたので(あくまで私の印象)、国谷裕子キャスターは表情を曇らせていたよ。都教委のやり方では、自然に芽生えてきた「愛国心」を萎えさせるだけじゃないの?国旗・国歌に対する批判的意見といえども自由に発言できることが我が国の誇りなんですよ。皇室と国民の努力で築き上げてきた平和で自由な民主主義国家日本の好印象が崩れることを恐れるのは私だけでしょうか。
平成16年5月3日
(平成30年3月17日一部修正)
 自衛隊のイラク派遣反対を反日的と短絡的に決めつけるような発言があったが、これはいかがなものかと思う。
 米英軍によるイラク攻撃は国連決議に従ったものではなく国際法違反の侵略行為、と当初から指摘(例=日本の国際法研究者らによる「イラク問題に関する声明」)されていたにもかかわらず、日本政府は米英を支持してしまった。憲法で軍事力による国際紛争解決を放棄した我が国が、たとえ自国の行為でないとしても正当性の疑わしい上記戦争を支持してよいのかという疑問を私は捨てきれない。そして、その「侵略国」が主導する戦後統治に日本が自衛隊(仮に軍隊でないとしても政府機関の一部であることは確かだ)を派遣することこそが、現憲法下で築き上げてきた日本の信用を貶める行為ではないかとも思う。むしろ、国を愛するからこそ、現状での自衛隊イラク派遣に反対するという人もいるのではないか?
 また、国民の保護という行政行為とその経費負担が対象者の思想・言動等によって差を付けられるなど、民主主義を標榜する国家にとって許されるものではないはずだから、それを促すような発言自体が我が国の品格を傷つけるとは考えられないのだろうか?
平成16年4月27日
【愚言開設】
 私はフランス産のミネラルウォーターを愛飲するから反日的分子である。私はドイツ製カメラを讃えるから反日的分子である。私はサンスクリット語の真言を唱えるから反日的分子である。
(イラクで人質になった人たちの救出について「反日的分子のために数十億円もの血税を用いることに違和感、不快感を持たざるを得ない」と某参議院議員が発言(H16.4.26)したらしいので、ちょいと茶化してみた。)
平成16年4月25日
 当資料室は、悪徳業者(仮称)の圧力によってGoogleから排除された「悪徳商法マニアックス」を勝手に支援しています。
平成15年5月28日
(愚言以前)

 総務省の担当局長は「いたずらに不安をあおるのは云々」と述べていたが、不安を感じるような問題点があるならそれを明らかにするのは当然のことだ。緊急の必要性がないにもかかわらず弱点を指摘されるようなシステムを国家規模で運用することの方が問題だ、と技術者の私は思うのである。
(長野県本人確認情報保護審議会が平成15(基督暦2003)年5月28日に住民基本台帳ネットワークシステムからの離脱を求める答申を出したことについての印象。)

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