編成記録（東北本線535列車小牛田行）昭和60年3月

列車編成記録　【客車列車 Nr.9】

平成20（2008）年6月2日開設、令和元（2019）年11月21日最終更新

調査日　　昭和60（1985）年3月7日

東北本線535列車　福島(16:50)→小牛田(19:55)

↑ 小牛田

↓	(-)	ED75 701			赤	［福］	日立製作所
↓	(-)	オハフ61 3053	［自］	非	茶	［仙フク］	盛岡工場S30鋼体化、土崎工場S40改
↑	(-)	オハフ33 2585	［自］	非	茶	［仙フク］	（製造銘盤未確認）、盛岡工場S29更新修繕1
↓	(-)	オハフ61 2528	［自］	非	茶	［仙フク］	長野工場S28鋼体化
↑	(-)	オハ47 2160	［自］	非	茶	［仙フク］	日本車輌名古屋S27
↑	(-)	オハフ61 2616	［自］	非	茶	［仙フク］	宇都宮車輌S29鋼体化

↓ 福島

（※　オハ47の方向矢印は便所の無い車端の向きを示す。）

　昭和60年3月14日のダイヤ改正で原則等時隔運転の電車「グリーンライナー」が登場し、仙台都市圏から客車列車が消えることになった。その1週間前に東北本線で乗ったのが、保留車を引きずり出してきたようなこの編成であった。
　Nr.8で紹介した編成とは対照的に体質改善工事を施していない車ばかりであり、しかも木造車を鋼体化したオハフ61が3両も組み込まれている。オハフ61の釣合梁式台車は高速になると変な揺れ方をするので、嫌いだった。第一、背もたれが木板で、座席間隔も狭い。それに、終戦直後の殺伐とした空気が車体に練り込まれているようで、気味が悪い。もうすぐなくなる車ではあるが、乗りたくはなかった。だから、編成調査の後は、最もスジの良いオハ47へ逃げ込んだように思う。私はその程度の、熱意も根性もない愛好者だ。

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