列車編成記録 【気動車列車 Nr.24】
平成20(2008)年5月17日開設、令和元(2019)年11月20日最終更新

調査日 昭和59(1984)年7月26日

急行609D 「うわじま9号」 高松(14:08)→宇和島(19:47)


↑ 宇和島
(1) キハ58 506

[自]

[四カマ]  新潟鉄工S39、多度津工場S47改
(2) キハ65 25 [自] [四カマ]  日本車輌S45
(3) キハ28 5209 [指] [四カマ]  帝国車輌S40
(4) キハ58 776 [自] [四カマ]  富士重工S41、多度津工場S45改
(5) キハ57 19 [自] [四カマ]  日本車輌S36、長野工場S46改
(6) キハ28 3012 [自] [四カマ]  富士重工S43、多度津工場S44改
↓ 高松
【伊予三島−新居浜間で記録】
(※ キハ285209の方向矢印は便所のない側の向きを示す。)

 当時、四国総局では利用率が低調な急行のグリーン車を格下げし、普通車指定席としていた。この編成では3号車のキハ285209がキロ28改造の指定席車で、指定席料金500円を追加すると他地区のグリーン車と同じリクライニングシートに座ることができた。
 2号車には大出力機関搭載のキハ65が連結され、さらに元信越急行用のキハ57が組み込まれているので、長野あたりの山岳路線を運行する編成にも見える。予讃本線の高松−松山間は平坦路線だが、伊予大洲あたりから先は急勾配が散在するのである。
 急行「うわじま」は高松発後1時間10分あまりで愛媛県に入ったが、その後は延々4時間以上愛媛県内を走り続けた。まだ伊予長浜経由だったとはいえ、宇和島は遠かった。以後、高松駅で(今は岡山駅で)「宇和島」の文字を見ると、重い波動を発しているように感じられてしかたがない。


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