列車編成記録 【気動車列車 Nr.12】
平成20(2008)年3月23日開設、令和元(2019)年9月12日最終更新

調査日 昭和57(1982)年8月22日

二俣線648D 豊橋(18:01)→遠江二俣(19:47)


↑ 遠江二俣
(-) キハ20 283

[自]

[静マタ] 帝国車輌S34 (遠江二俣行)
(-) キハ20 476

[自]

[静マタ] 日本車輌S37

(-)

キハ20 511 [自] [静マタ] 日本車輌S39
↓ 豊橋
(※ 方向矢印は便所のない側の向きを示す。)

 東海道本線の支線・二俣線は掛川−新所原間だが、旅客列車の一部と貨物列車は豊橋発着であった。648Dは夕方の帰宅時間帯に設定されていた列車であり、第2次廃止対象のローカル線とはいえ、それなりに混雑していた。使用車両は遠江二俣機関区のキハ20×3連で、キハ40系の新製投入により余剰となったキハ20とキハ25を美濃太田、長野、伊勢などから転入させて、キハ10系の置き換えを終了させた頃の姿である。
 二俣線は国鉄分割民営化前のS62年3月13日をもって廃止され、第3セクターの天竜浜名湖鉄道として再出発した。これにより豊橋への直通運転が無くなったため、豊橋までの旅客は新所原で東海道本線に乗り換えることを強いられるようになった。そのうえ、運賃が新所原の前後で打ち切り計算となることによる割高感や、連絡乗車券発売箇所の制限による不便さ、新所原での2重改札の手間など、切り捨てられる路線の悲哀を実感することとなった。


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