三菱ふそう製バスの型式
平成17(2005)年6月22日開設、令和3(2021)年7月4日最終更新
 国鉄バスでは、高速線用の7型が三菱製を主としていたほか、近畿以西では一般路線車にも多数の三菱製バスが使用された。ここでは、三菱ふそう製バスの車台型式命名法を紹介する。

三菱ふそう製MK116
334-3075 S62.3.18

 第1位と第2位の英字で車種を表す。第1位の英字(例ではM)は車種大区分で、基本形態で3種類に分ける。第2位の英字(例ではS)は車種小区分で、基本積載量または構造により9種類に分ける。
MS735SA
 第1位の英字
第1位表示 分  類
B フロントエンジン
M リアエンジン(フレームレス)
R リアエンジン(フレーム付)
 第2位の英字
第2位表示 分  類
A 1トンクラス相当
B 1トンクラス相当
C 2トンクラス相当(ガソリン)
E 2トンクラス相当(ディーゼル)
H 3トンクラス相当
K 4トンクラス相当
M 6トンクラス相当
P 8トンクラス相当
S 高速用


 第3位の数字(例では7)は同一車種内の開発順を表す。基本的には若い番号から付番されるが、エアサスの場合は、5以降が使用される。
MS35SA

 第4位および第5位の数字(例では35)は改造順を表す。第4位の数字には搭載エンジンによる区分があるが、未解明である。 
MS35SA

 第6位の英字(例ではS)は構造区分(主にホイールベース)を表す。ただし、I、O、Qの3文字は使用されないようである。 
MS35SA

 第6位の英字に続けて、必要に応じ車両仕様を表す英字(例ではA)を付与する。車両仕様を表す英字の意味を下に示す。
MS35SA

車両仕様を表す英字

英字  分 類 
A  エアブレーキ 
L 左ハンドル
R 輸出用右ハンドル
(文責:あんみつ坊主)

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