■■■■  燕 歌 集  ■■■■
えんかしゅう
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あんみつ坊主
平成19年3月24日開設、 平成31年4月24日最終更新
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睦月詠 [遠野線] 雪晴れの赤羽根峠登りゆく 雲の如きやプロのハンドル 平成19年
如月詠 [空知線] 粉吹雪灯りも凍るバス停に 5分遅れの頼もしき音 平成19年
弥生詠 [秋北バス] 都会(まち)へ向け特急バスが動き出す 旅立ちの春見送る婦人 平成19年
卯月詠 [名金線] 奥美濃の春陽やわらか桜道 つばめ去りても花びらは舞う 平成19年
皐月詠 [宮林線] 定期見せバスから降りる学童の 傘が群れなす五月雨の道 平成18年
水無月詠 [天竜線] 濡れ道を静かに下るバスよりも 沢水速し白倉の谷 平成19年
文月詠 [大栃線] 山深く青葉色濃し日影里 大栃行きは定刻に発つ 平18(平28修正)
葉月詠 [奥能登線] ほほ撫でる海風すずし狼煙浜 おくのと号も微笑みの中 平成19年
長月詠 [東名高速線] あいたくてあなたに早くあいたくて 金曜の夜バスで見る夢 平成18年
神無月詠 [大島線] たわわなる蜜柑間近な山道を 右に左に安下庄行き 平18(平19修正)
霜月詠 [広浜線] 初雪に遅れのバスを君と待つ ストーブ燃ゆる大朝の駅 平18(平19修正)
師走詠 [川本線] 暮れ間近か急行便で帰り来る 懐かしき顔年の瀬の顔 平成18年

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