1880(M13).11.28 官営幌内鉄道手宮−札幌間(22M25C)開通:機関車2両,客車?両,有蓋車9両,無蓋車17両;全車米国製
[204]
1882(M15).11.13 札幌−幌内間(43M59C)開通(幌内炭鉱の石炭輸送)[204]
1897(M30).-.-- 北陸鉄道で油送用タンク車を製作 [205]
1898(M31).8.1 新橋−神戸間に急行貨物列車運転 [205]/ 速達便扱を開始
[202]
1898(M31).-.-- 貨車に真空ブレーキ用ホース取り付け開始
1901(M34).4.1 噸扱貨物新設; 区分=通常斤扱,通常噸扱,貸切扱,速達便扱 [202]
1911(M44).1.16 車両称号規程制定(鉄道院総裁達第20号)[206]
1918(T7).4.-- 室蘭本線にて9600型機関車により鉄製石炭車(荷重24t)73両(2700t)の牽引試験
[204]
1918(T7).9.1 通常噸扱貨物廃止,通常斤扱を小口扱と改称,速達便扱を急行便として貨物扱区分と分離;区分=小口扱,貸切扱 [202]
1924(T13).8.-- 北海道内の車両の連結器高さを本州に合わせて移設(青函航路貨車航送のため):2ft3・1/2in→2ft10・1/2in
[204]
1925(T14).5.21 青函航路に貨車25両積載可能な客貨船「翔鳳丸」就航
[204]
1925(T14).7.17 本州と讃岐線の機関車・貨車の連結器を自動連結器に取り替え
[205]
1927(S2).2.1 特別小口扱貨物(集貨配達つき)新設 [202]
1930(S5).4.1 瓲扱貨物新設; 区分=特別小口扱,小口扱,瓲扱,貸切扱
[202]
1931(S6).5.1 イ号1tコンテナ使用開始(当初100個),一般無蓋車で輸送,クレーン荷役:取扱駅=汐留、品川、名古屋、梅小路、梅田、福井、八王子、秋葉原、足利、桐生
[207][208]
1932(S7).-.-- ロ号150kgコンテナ使用開始(当初200個、後500個増備)、有蓋車で輸送
[207][208]
1935(S10).10.1 特別小口扱を宅扱に改称 [202]
1939(S14).10.1 コンテナ運用廃止:戦時体制に入ったことから貨車の積載率向上が求められたため
[209]
1940(S15).2.1 瓲扱貨物廃止,貸切扱を車扱に改称; 区分=宅扱,小口扱,車扱
[202]
1942(S17).4.1 宅扱と小口扱を統合し小口扱を原則集貨配達つきに変更,小荷物を小荷物扱貨物として貨物運輸に統合;区分=小口扱,小荷物扱,車扱 [202]
1946(S21).4.1 小荷物扱を旅客運輸にもどす; 区分=小口扱,車扱 [202]
1949(S24).5.25 小口扱貨物の集貨配達を廃止 [202]
1952(S27).9.1 急行小口扱貨物(配達つき)を新設 [202]
1953(S28).2.1 トン扱貨物新設; 区分=急行小口扱,小口扱,車扱,トン扱
[202]
1954(S29).9.25 室蘭本線にてD51型によりセキ(荷重30t)62両+緩急車(計2800t)の牽引試験
1956(S31).6.- 汐留−梅田間で3tコンテナの試験運用開始 [210]
1957(S32).4.1 急行小口扱(配達つき)を宅扱(集貨配達つき)に変更,トン扱廃止
[202]
1959(S34).5.1 宅扱と小口扱を統合し小口扱を集貨配達つきに変更 [202]
1959(S34).6.22 汐留−梅田間で5tコンテナ試験運用開始 [210]
1959(S34).11.5 汐留−梅田間にコンテナ特急貨物列車「たから」運転 [211]
1960(S35).10.-- 急行貨物列車「北海号」桑園−秋葉原間(所用72時間)
1967(S42).2.17 新潟−隅田川間に絶縁油専用タンクコンテナ輸送開始 [211]
1967(S42).8.5 糸崎−品川間で専用列車による海上コンテナ輸送開始 [211]
1969(S44).4.25 東海道フレートライナー運転開始(1日5往復) [211]
1969(S44).10.-- 室蘭港国鉄石炭桟橋廃止 [204]
1970(S45).6.- 鉄道用私有コンテナ制度制定 [212]
1970(S45).10.-- 小樽港国鉄石炭桟橋廃止 [204]
1971(S46)5.1 釧路地区−東京地区間に冷蔵コンテナの急行貨物列車運転
[211]
1971(S46)7.5 西名古屋港−神戸港間に初の海上コンテナ専用列車運転 [211]
1974(S49).10.1 小口扱貨物を小荷物(旅客運輸)に吸収 [202]
1975(S50).12.24 蒸機牽引最後の貨物列車夕張線6788レ(夕張19:10−追分21:30/D51241):石炭車33両連結(荷重990t)
1984(S59).2.1 ヤード系輸送を全廃
1987(S62).4.1 国鉄分割民営化;日本貨物鉄道発足
(参考文献)
[201]石井研堂「明治事物起源5」,筑摩書房(筑摩学芸文庫)(1997).
[202]「停車場変遷大事典(国鉄・JR編)」,日本交通公社(1998).
[203]原田勝正「日本の国鉄」,岩波書店(岩波新書)(1984).
[204]北洞孝雄「北海道鉄道百年」,北海道新聞社(1980).
[205]日本国有鉄道編「百年の国鉄車両2」,交友社(1974).
[206]「日本国有鉄道百年写真史」,(1972).
[207] 「貨物運輸ノ沿革」,(1934)鉄道省運輸局貨物課.
[208] 全盛期の国鉄貨車2,レイルロード(1998).
[209] '82貨物時刻表,(社)鉄道貨物協会.
[210] 堀井純一ほか「コンテナ貨車のすべて」,鉄道ピクトリアル1991-3(No.540),pp.41-53.
[211] 近代日本輸送史研究会「近代日本輸送史」,成山堂(1979).
[212] 杉野彰「フレートライナーの運転・輸送・営業」,鉄道ピクトリアル1991-3(No.540),pp.14-19.
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